「雨樋」それは、家屋の排水のために重要な機構です。
この雨樋で受けた雨水を健全に流すために大切な箇所に雨水を止めて地面に向けて流す、集水器(じょうご)というパーツがあります。
この集水器が破損したり、落ち葉などのゴミが溜まってしまうと正常に排水できずに屋根からドバドバ水が溢れてきたり外壁を不用意に濡らしてしまいます。
ですのでこの集水器は定期的に掃除をしたり、点検をする必要があります。
今回はこの雨樋の集水器が壊れた時に自分で交換はできるのか、またそのやり方などについて今回はご紹介していきます。
今回は「雨樋の集水器」をテーマに、
●雨樋の集水器は自分で交換できる?
●雨樋集水器の外し方・取り付け方
●自分で交換するのが不安な方は業者へ
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
雨樋の集水器を自分で交換するなら、まずは現在のメーカーと同じ部品が必要となります。
サイズも合わないと当然ですが、しっかりとつけられないのでしっかりと既存の雨樋の部品のサイズもしたしらべしておく必要があります。
また、メーカーやサイズがわかったら、素材も選ぶ必要があります。
素材には主に、プラスチック、ステンレス、メッキなどがあり、プラスチックだと安価に入手できますが壊れやすかったり、ステンレスはさびにくいですが価格が高くなるなど価格が変わってきます。
近くのホームセンターなどでは思うように部品が揃わないかもしれません。
また取り付けるための工具も必要です。
雨樋をカットするためのノコギリや電動ドライバーやコーキング剤は必須のアイテムとなります。
更に雨樋は屋根と同じ高さにありますので、当然梯子だけでは不十分ですので足場が必要になる場合もあります。
高さが5mを超える場合や雨樋のある場所が隣の家に隣接しているなら、足場を組むことを検討する必要があります。
道具をそろえたり、部品を買いそろえたり、足場を組んだりと中々素人が行うには難しい事が多いといえるでしょう。
雨樋の集水器には、四角い形の排水口のついた一般的な飾り集水器や集水器が目立たずに設置することができ、排水部分が短いF型集水器や2箇所以上の集水器を繋ぐ寄せマスと呼ばれるP型集水器など様々な種類があります。
雨樋集水器の取り付けには、まずは古い雨樋を取り外すところから始めます。
取り外す最中に金具の付け方や位置や向きなどを写真に取っておくと、後で忘れてしまうこともなくなるのでオススメです。
雨樋は金具にはめ込んであるだけの構造ですので、意外と手で外すこともできます。
金具から幹樋を外したら、集水器からも幹樋を外す。
そうすると最後に幹樋だけになりますので、そのまま外すだけです。
部品を取り付けている部品を最後に外したら完了です。
金具を抜いた穴から雨水が侵入してしまう可能性もありますので、コーキング剤で穴を塞いでおくのが安全策です。
取り外し終わったら、いよいよ取り付けです。
まずは購入してきた幹樋を適正な長さにカットして長さを合わせます。
適正な長さにカットできたら、幹樋を幹つなぎ手と呼ばれる部品で繋いでいきます。
上手く繋がるとカチッとしっかりとはまった音がしますので、接着剤を流し込んで下さい。
次に縦に通っている竪樋の取り付けです。
しっかりと垂直に取り付けたら、エルボと呼ばれる縦と横の樋を繋ぐジョイント部分です。
このエルボを正しく取り付けないと雨水がスムーズに雨樋を流れていきません。
雨樋の取り付け作業は大まかにはこれで完了です。
各工程を正しく行っていないとせっかく新品にしても、不具合が起きたり外壁にトラブルを起こしてしまいます。
ここまでご自身で雨樋の交換の仕方をご紹介してきましたが、とても素人が簡単にできてしまう内容ではなくまた部品や工具などを買いそろえるだけでもかなりの費用がかかります。
かなりの技術や労力に加えて費用までかさむのなら、いっそのこと専門業者に依頼した方が手っ取り早いかもしれません。
家屋を建てた際のメーカーや工務店に相談するといいでしょう。
その他専門業者に必ず見積りと現調を依頼するようにして下さい。
雨樋の設置状況により金額は変わりますが、自分で行うよりも安心して集水器の交換ができますので、悩まれているなら是非専門業者に相談してみてください。
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