ダサい？雨漏りしやすい？招き屋根のメリット・デメリットをご紹介

「招き屋根って最近耳にすることが多いけど、デメリットが少ないって聞いたり、ダサいって聞いたりするけど、実際はどうなんだろう……」
皆さんは、「招き屋根」と、何だか可愛らしい名前をした屋根のことをご存知でしょうか。

招き屋根の「招き」という部分は、屋根の形状が人間が「こっちにおいで～」とする時のジェスチャーに似ていることから名づけられました。

「福を招き入れる」「人を招き入れる」と、とても縁起が良い名前をした「招き屋根」を今回のテーマに、

●招き屋根の特徴
●招き屋根のメリット・デメリット
●招き屋根のリフォーム費用相場

以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。

招き屋根の特徴

招き屋根の画像

縁起が良い名前をした「招き屋根」ですが、どのような特徴を持つ屋根なのでしょうか。
ここでは、招き屋根について余りご存知でない方に向けて、「招き屋根」の特徴を紹介しますので、皆さんもぜひご覧ください。

招き屋根とは、さまざまな種類の屋根形式の1種類です。
見た目は、スタンダートな三角形をした屋根である切妻屋根の片側が短く、反対側は長い見た目をしています。

2面の屋根が互い違いになっているのが特徴的といえるでしょう。
現代技術において、最もデメリットの少ない全天候型の優れた屋根の種類といわれています。

招き屋根の具体的な「メリット・デメリット」については、次の項目でお伝えします。

招き屋根のメリット・デメリット

疑問の画像

最も優れた屋根として知られている「招き屋根」ですが、何ごとにおいても「メリット」と「デメリット」が存在します。
ここでは、「招き屋根のメリット・デメリット」について紹介しますので、これから家を建てる方やリフォームを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

屋根裏に広いスペースを確保することが可能

招き屋根は互い違いの形状をしているため、一般的な家屋と比較して、屋根裏に大きなスペースを作ることができます。
屋根裏を物置やロフト的な使い方を考えられている方にはオススメといえるでしょう。

優れた耐風性能

段違いの屋根が支えあう構造のため頑丈であり、風を分散することが可能です。
切妻屋根と比較して、優れた耐風性能を備えています。

換気と断熱性能が優れている

招き屋根は、屋根裏に広いスペースを確保することができるため、空気の循環がし易く、湿気や結露による建材の劣化や腐食を防ぐことが可能です。

また、屋根と天井の空間が広いため、空気の層が生まれ断熱性能も優れています。

設置・メンテナンスコストがリーズナブル

招き屋根は、シンプルな構造をしているため、施工にかかる費用や設置後のメンテナンスやリフォーム費用を少なく抑えることが可能です。

アンバランスな屋根の形状

招き屋根の少ないデメリットの1つが、「見た目」の問題です。
シンメトリーではない招き屋根はキチンとデザインをしなければちぐはぐに見えてしまいがちです。
リフォームを検討している方は注意するようにしましょう。

雨漏りのリスク

雨漏りはどんな屋根にでも共通して発生する可能性があります。
定期的なメンテナンスを実施し、雨漏りを未然に防ぐようにしましょう。

招き屋根のリフォーム費用相場

お金の画像

招き屋根の「メリット・デメリット」を知った皆さんが、一番気になるのは「リフォーム費用」ではないでしょうか。
詳細の金額は、家屋の広さや使う部材のグレードなどによって上下するため、ここでは目安となる「招き屋根のリフォーム費用相場」を紹介しますので、皆さんも目安として参考にしてみてください。

招き屋根のリフォーム費用相場は、「2,000,000円から5,000,000円ほど」です。

屋根の施工をする際に屋根の基礎部分の状態が悪い場合、下地の修繕が必要となります。
この場合、上記のリフォーム費用にプラスして、修繕費用も必要となるため注意しなければなりません。

また、招き屋根の施工を請け負うリフォーム業者は貴方のお住まいの地域にも無数に存在します。
無数に存在する業者のなかには、優れた技術や確かな実績を持つリフォーム業者も存在する一方で、杜撰な施工や詐欺を働くような悪質なリフォーム業者も少なからず存在します。

こうした悪質なリフォーム業者に誤って施工依頼をしてしまわないように細心の注意を払わなければなりません。
正確な施工費用を知る為にも、まずはリフォーム業者に相談してみてはいかがでしょうか。