外壁塗装で水ぶくれ(気泡)ができる原因・対策を徹底解説!
「いつの間にか家の外壁がヤケドの水膨れみたいに膨らんでる! 何だか気持ち悪いし、どうしたら良いんだろう……」
大事なマイホームに薄気味悪い水膨れができてしまったら悲しいですよね。
外壁塗装のふくらみは見た目が悪いだけでなく、放置していると外壁塗装の本来の役目である「防水性能」を著しく損なう恐れがあります。
そこで、今回は厄介な「外壁塗装の水ぶくれ」をテーマに、
●外壁塗装で水ぶくれができる原因
●外壁塗装の水ぶくれを放置するリスク
●外壁塗装で水ぶくれができたときの対策
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
外壁塗装で水ぶくれができる原因
外壁塗装で水ぶくれができるのはどうしてでしょうか。
「そもそも何が膨らんでいるのか謎だ」と思う方も少なくないでしょう。
ここでは、「外壁塗装で水ぶくれができる原因」について紹介しますので、皆さんもご自宅の状況を確認してみてください。
塗装時の乾燥時間の不足
外壁塗装を行う際、都合三度塗り重ねて仕上げます。
この時に、しっかりと乾燥時間をかけずに塗り重ねてしまうと、下塗りした塗料がしっかりと密着しないので、時間をおいて剥がれてしまい、水ぶくれのような状態となってしまう恐れがあります。
下地処理や洗浄の不足
外壁塗装を行う場合、事前準備として汚れやカビを落とす「高圧洗浄」やひび割れやヘコミを補修する「下地処理」という工程が必要です。
こうした作業をしっかりと行わないまま塗装工程に入ってしまうと、水ぶくれの原因となりかねません。
外壁塗装に適さない環境
外壁塗装を行う場合、最低でも塗装場所の気温が5℃以上、湿度80%未満で実施する必要があります。
こうした条件を逸脱した状態で施工してしまうと、乾燥不足や結露などの発生により水ぶくれの原因となってしまうことがあるので、気をつけなければなりません。
外壁塗装の経年劣化
外壁塗装の寿命はおよそ10年から15年ほどです。
寿命を迎えた塗膜は、ひび割れや剥離などが生じている場合があり、水ぶくれの原因となる恐れがあります。
外壁塗装の水ぶくれを放置するリスク
冒頭お伝えしたとおり、外壁塗装の水ぶくれを放置していると見た目が損なわれるだけでなくさまざまな悪影響を及ぼす危険性があります。
外壁塗装は雨や雪、紫外線から建物を守る効果がありますが、水ぶくれが発生している状態では満足に機能しません。
こうした状態が中長期的に続いてしまうと、雨水の侵入による雨漏りや建材の腐食による家屋へのダメージやシロアリの発生など、家屋へ計り知れないダメージを及ぼす可能性があるため、早め早めの対策が肝要といえるでしょう。
外壁塗装で水ぶくれができたときの対策
万が一、外壁塗装で水ぶくれを発見してしまった場合、どのような対策が必要でしょうか。
ここでは、対策方法について解説しますので、皆さんも参考にしてみてください。
外壁塗装から数ヶ月から数年未満の場合
上記年数の範囲内の場合、施工した外壁塗装業者に連絡をしましょう。
こうした短い期間で水ぶくれが発生した場合、施工時に何らかの不備が生じている可能性があります。
水ぶくれを起こしている箇所の写真を撮ったうえで、施工担当者へ早急に連絡してください。
外壁塗装から10年以上経過している場合
外壁塗装の耐久寿命はおよそ10年です。
そのため、10年をこえてから水ぶくれが発生した場合、寿命を迎えたといえるでしょう。
そろそろ塗り替えのタイミングというサインでもあるので、外壁塗装業者に見積依頼をするようにしましょう。
応急処置をしよう
外壁塗装業者に依頼するにしても、さまざまな理由からすぐに依頼することができない場合もあるでしょう。
そうした場合には応急処置を施してダメージを最小限に抑える必要があります。
一般の方でも簡単に実践できる処置方法としては、「ブルーシート」や「防水シール」を使う方法がオススメです。
水ぶくれが発生している箇所「ブルーシート」や「防水シール」を貼り付けて雨水の侵入を防ぐようにしましょう。
あくまで応急処置なので、早めに外壁塗装業者に相談してください。