「換気棟って良いウワサと悪いウワサをきくけど実際のところはどうなんだろう……」
高気密、高断熱性能を持つ現代の住宅は、夏冬とは優れた快適性と引き換えに「換気」が非常に重要で欠かすことができません。
そのため、近年は「換気棟」を設置して換気の利便性を向上させるような施工も増えてきました。
しかし、「換気棟」を知らない方や設けるのに抵抗がある方も少なくないでしょう。
そこで、今回は「換気棟の設置」をテーマに、
●換気棟とは?
●換気棟のメリット・デメリット
●換気棟の設置にかかる費用相場
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
「換気棟」とはどのようなものなのでしょうか。
簡単に申し上げると換気棟とは住宅の屋根の頭頂部に設置されている住宅用換気システムを指します。
通気口や軒裏換気などを設置していても屋根裏には湿気や熱がこもりやすいですが、換気棟は屋根裏まで開口し直接換気をするため、温かい空気や湿気を排出して、通気を良くしてくれる優れた設備です。
50年以上前に建てられた和風住宅と比べて近頃の住宅は高気密・高断熱性能が非常に向上しており、魔法瓶のように夏は涼しく冬は暖かいというような快適な住空間を得ることが可能です。
室内は快適かもしれませんが、屋根裏や壁の中は暑さや寒さの影響を直に受けてしまいます。
その過酷さは苛烈であり、夏は60度以上にも上がり、高温になった空気が野地板・梁・垂木・棟木等の木材を乾燥させ、劣化を進行させてしまう恐れがあります。
そして、冬には暖かい室内と寒い外部との温度差によって結露を生じさせてしまい断熱材や構造木材を腐食させ、カビの原因となってしまいかねません。
こうした外部からの悪影響から大切な家屋を守るために「換気棟」は存在します。
換気棟を設置するか検討している方が気になるのは「メリットとデメリット」でしょう。
ここでは「換気棟のメリット・デメリット」について順番に紹介しますので、参考にしてみてください。
換気棟のメリット、デメリットを知った方が次に気になるのが「換気棟の設置にかかる費用相場」でしょう。
ここでは費用相場について下記にまとめますので、設置を検討している方は参考にしてみてください。
●換気棟設置(1箇所あたり):25,000円から40,000円
●設置目安数:2個から8個(※天井裏の面積によって設置個数が異なります)
皆さんがお住まいになっているお宅に設置する目安数については、約900平米ごとに1つ設置するのが目安です。
たとえば、屋根裏の面積が150平米のお宅の場合、最低6個の設置が目安となります。
また、急こう配や特殊な形状の屋根の場合は、屋根の形状に合わせた換気棟になるため、別注になってしまい、商品代金が上がってしまうことがあるため、注意しなければなりません。
複数社から相見積もりを取ったうえで、予算に応じて設置するか否か検討してみてはいかがでしょうか。
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