家に降ってくる雨から家を適切に守ってくれる雨樋。
この雨樋がなければ、屋根や壁に無駄な雨水が降りかかったり溜まることがないように設計されています。
そんな雨樋ですが、詰まったりして雨の時に流れが悪かったりあふれたりしていませんか?
屋根や高い所に設置されている雨樋はなかなか状態確認が容易ではありません。
ではどんな時に雨樋の掃除が必然となってくるのでしょうか。
今回は「雨樋掃除の火災保険適用有無」をテーマに、
●雨樋掃除が必要な状態とは
●雨樋掃除に火災保険は適用される?
●雨樋掃除を安く済ますなら業者選びが大切
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、ぜひ皆さんもご一読ください。
雨樋に掃除が必要となる状態はずばり雨樋が何かで詰まった時です。
まず一番多いのが「落ち葉」です。
雨風に乗ってやってくることもありますが、屋根より高い位置に木がある場所なら特に気を付けないと落ち葉ですぐに雨樋の排水口が詰まってしまうでしょう。
次にあるのが「泥や土」です。
長年点検を行っていない雨樋によく見られるパターンです。
長年の蓄積で溜まった土や泥が固まってしまい、排水口をガチガチに固まらせてしまい塞いでしまいます。
また雨樋付近に鳥が巣を作ったりした時も注意が必要で、巣の名残の材料が雨で流れ雨樋の排水口を塞ぐこともあります。
このように葉っぱや泥などで雨樋が詰まった状態を放置することは危険です。
雨樋が詰まりオーバーフロー(水が溢れてしまうと)すると、家の敷地内に水たまりができてしまいます。
雨樋から正しく排水出来ないと、エアコンの室外機がガス配管に浸水したり最悪家の基礎に水が浸水することもあります。
壁に雨水が大量にかかったままにしておくと壁の雨漏りが起きたり、更には高湿化を引き起こしシロアリ被害に発展してしまう可能性もあります。
屋根の横に雨樋を設置しているのなら雨漏りが詰まると、流れない雨水がそのまま屋根の方へ溜まっていくことになります。
そうすると今度は屋根が雨漏りするリスクも出てきます。
このように雨樋が詰まってしまうと家屋に甚大な影響、損害を与えてしまいます。
雨樋の掃除をすると言っても、雨樋は2階以上の高所にありますので場合によっては屋根に登ったり高い脚立を使用して作業することが必要となります。
素人が安易に屋根に登ったり、脚立に乗って作業するのは安全とは言えません。
ですのでたかが掃除と甘く見ることは危険ですので、専門の業者にお任せすることをオススメ致します。
「でも業者に依頼するとお金がかかし、火災保険は使えないのか?」と思う方もいらっしゃると思います。
実際に雨樋掃除に火災保険は使えるのでしょうか。
もし適用されるなら以下の条件が必要となるでしょう。
●自然災害(不可抗力)による雨樋が掃除が必要な状況になること
●20万円以上の費用がかかること
●掃除が必要な状態になってから3年以内の申請であること
大前提として火災保険が通るのは基本的に自然災害による事象です。
何か台風や雪など直接的な原因がハッキリとしていないと、火災保険は通りません。
雨樋の詰まりは日々や年月の蓄積からなるものですので、決定的な一つの要因が分かるわけではありませんので自然災害を理由とすることは難しいでしょう。
また雨樋の掃除が必要となった時期から3年が申請の期限ですが、雨樋の清掃が必要となった正確な時期を照明する事もほとんど不可能に近いです。
更に業者に清掃作業に依頼してかかる費用が20万円を超えて来ないと、ほとんどの場合補償が受けられないことが多いです。
ただ、契約内容によってはこれ以下でも補償が受けられることがありますのでご自身が加入している火災保険の契約内容をしっかり確認する事が大切です。
火災保険の使用の可否に関わらず、雨樋の掃除は行っておくべきことです。
しかしどうせなら費用を安く抑えたいですよね。
雨樋の掃除の相場はだいたい20,000円から35,000円程度となります。
何社かに同時に見積りを依頼して、必ず現地調査をしてくれる業者に依頼するといいでしょう。
現地をしっかり確認してもらい、見積り内容を説明してくれる信頼できる業者と選ぶと安心して任せられますね。
雨樋掃除を検討している方は、一度プロの雨樋掃除業者に相談してみてはいかがでしょうか。
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