いつまで続くの?外壁塗装が終わらない原因・対策まとめ
「外壁塗装ってどれぐらいかかるんだろう……あまり長いとご近所さんとトラブルになったりしないか心配」
外壁塗装を検討している方は、施工期間がどれぐらいかかるのか気にされる方も多いのではないでしょうか。
今回は、「外壁塗装の施工期間」をテーマに、
●外壁塗装にかかる平均的な日数
●外壁塗装が終わらない・長引く原因
●外壁塗装が終わらない時の対策
以上の3つの項目について掘り下げて紹介しますので、ぜひ皆さんもご一読ください。
外壁塗装にかかる平均的な日数
外壁塗装が完了するまでにはどれぐらいの日数が必要なのでしょうか。
ここでは、「外壁塗装にかかる平均的な日数」について解説しますので、施工に向けてスケジュールを立てる際の参考にしてみてください。
外壁塗装の施工期間目安
外壁塗装は建物の大きさによって工期日数が変わります。
一般的な戸建て住宅(30坪・2階建て)ならば、およそ10日から15日ほどの期間が必要です。
小規模アパート(全戸数6戸)ならば、およそ14日から25日ほどの期間が必要です。
この施工日数はあくまで平均的な指標ですが、この日数を下回ることはほとんどありません。
なぜなら、「外壁塗装」には塗装工程に至るまでに以下のようなさまざまな段階を踏む必要があるからです。
①施工現場確認・搬入:1日
②足場の設置作業:1日
③外壁の高圧洗浄:1日から2日
④外壁塗装前の下処理:1日から2日
⑤塗料飛散防止用の養生設置:1日
⑥外壁塗装(1回目:下塗り):1日から2日
⑦外壁塗装(2回目:中塗り):1日から2日
⑧外壁塗装(3回目:上塗り):1日から2日
⑨施工完了検査:1日
⑩設置した足場の解体・撤去:1日
⑪施主へ引き渡し:1日
あくまで施工内容の一例ですが、完成までにこのような段階を踏むため、工期の大幅な短縮をすることはできません。
外壁塗装が終わらない・長引く原因
前項では平均的な工期について解説をしました。
工期の短縮は難しいですが、工期が予定より長引いてしまうことは少なくありません。
予定していた期間より長引いてしまうのには、幾つかの理由があります。
天候不順で作業ができない場合
外壁塗装の作業は、定められた気象条件のなかで実施しなければなりません。
気象条件が悪いなかで作業を行ってしまうと施工不良が生じてしまうことがあるため、真っ当な業者は作業を中止します。
そのため、作業の中止が続けば工事完了までの期間が延びてしまうことがあります。
作業に適さない気象条件は、下記の通りです。
●降雨・降雪・強風・結露が発生する場合
●気温5度以下の場合
●湿度85パーセント以上の場合
この項目に1つでも合致する場合は、作業が中止となります。
外壁に補修作業が必要となる場合
下準備の段階で外壁に異常が認められた場合、塗装作業に入る前に補修作業を行う必要があります。
ひび割れの補修やボードの欠けなどが該当します。
これらの損傷を補修することで、工期も延びてしまいかねません。
塗料の乾燥に時間がかかる場合
前述のとおり、外壁塗装は何度か塗り重ねる必要があります。
塗ったあとには乾燥を待つ必要があるため、悪天候などで乾燥が遅れてしまうとおのずと工期も延びてしまうことがあります。
そのため、業者は事前に天気予報や雨雲レーダーなどをチェックして入念に施工計画を練るのです。
外壁塗装が終わらない時の対策
外壁塗装の施工が延びてしまい、施工完了が不確定な状態になってしまうと困ってしまいますよね。
そうならないように、事前に外壁塗装の施工が滞りなく進むように、対策をしっかりと講じるようにしましょう。
天候が安定している季節を選ぶ
雨や雪が降り続いてしまうと施工ができないため、おのずと施工期間も伸びがちです。
各地域によって雨雪が多い期間は前後するので、皆さんのお住まいの地域で一番天候が安定している時期を選択するようにしましょう。
施工実績が豊富で評判が良い業者に依頼する
施工実績が乏しい業者や評判が悪い業者には何かしら問題があります。
そうした業者に施工を依頼してしまうと、施工期間内に施工完了できなかったり、施工不備が生じてしまう恐れがあるため、注意しなければなりません。
施工実績が豊富で評判が良い業者ならば、天候など不確定な要素以外で工期が延びる可能性も低いので安心できるでしょう。