雨の日の外壁塗装工事はどうなる？途中で雨が降った場合も

「雨の日って外壁塗装工事できるのかな。万が一、雨が降ったらどうなってしまうんだろう……」
外壁塗装工事をやるうえで、最大限に警戒をしなければならないのが「雨」です。

雨が外壁塗装に与えるさまざまな悪影響や降雨時に業者がどのような対策をとるのか、今回は「雨の日の外壁塗装工事」をテーマに、
●雨が与える外壁塗装への影響
●雨の日の外壁塗装でできること・できないこと
●外壁塗装中に雨が降るとどうなる？

以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、ぜひ皆さんもご一読いただき参考にしてみてください。

雨が与える外壁塗装への影響

外壁の画像

外壁塗装工事が施工完了するまでの工期はおよそ10日から15日ほどかかります。
施工業者は万全を期するために、天気予報をチェックして最善の状態で施工に取り掛かりますが、約半月の間にすべて晴れの日になるというのは難しいかもしれません。

万が一、雨が降ってしまうとどのような影響を及ぼすのでしょうか。
ここでは、「雨が与える外壁塗装への影響」について解説しますので、参考にしてみてください。

施工の中断による工期の延長

雨が降ってしまうと施工の中断を余儀なくされてしまいます。
大雨の場合、翌日も作業に取り掛かれないこともあるため、元々予定をしていた工期より延長となってしまう場合があります。

塗料の耐久性が損なわれることがある

雨のなかで塗装作業を進めてしまうと、塗料に雨水が混ざってしまいかねません。
塗膜の剥離・膨張、ひび割れなどさまざまな悪影響を及ぼす危険性があるため注意が必要です。

仕上がりの見た目が損なわれる

雨や湿気、結露が塗料の乾燥に影響を及ぼすことによって、色にムラができてしまったり、薄くなってしまい見た目が悪くなってしまうことがあります。

塗料の乾燥の遅延

外壁塗装に使われる塗料には、推奨される仕様が設けられています。
「湿度85パーセント以下」「気温5度以上」などです。
雨が降ってしまうと通常時よりも乾燥に時間がかかるため、上塗り工程に進むことができず工期が延びてしまうことがあります。

職人の安全性が損なわれる

雨が降ってしまうと、転落や転倒などの事故が発生しやすくなります。
万が一、職人にケガ人が出てしまうと工事が中断という事態になりかねません。

雨の日の外壁塗装でできること・できないこと

業者の画像

お伝えしたとおり、雨が降ってしまうとさまざまな悪影響を及ぼすリスクが高くなるため、基本的に作業は中断となります。
しかし、雨の影響がない作業などは進めることができるので、一部の作業は引き続き進みます。

ここでは、「雨の日の外壁塗装でできること・できないこと」について解説しますので、参考にしてみてください。

外壁の高圧洗浄

雨が降っていてもできる作業としては、高圧洗浄機を使った外壁の清掃です。
外壁の高圧洗浄は、外壁塗装に入る前段階に必ず必要となる工程で、外壁についたホコリやカビ、コケ、植物、古い塗料などを洗い流します。
この作業は雨の日でも影響が少ないため行うことができます。

足場の設置や解体

雨が降っているなかでも足場の設置や解体は可能です。
ただし、大雨や大雪、風を伴う雨の場合は、高所作業もあるため中止となることがあります。

飛散防止シート・養生シートの設置

雨が降っていても養生シートや飛散防止シートの設置は可能です。
足場の設置や解体と同じように大雨や大雪、風を伴う雨の場合は、作業はできません。

高所作業

雨が降っているなかでの高所作業は、転落や転倒などの危険が伴います。
そのため、雨が降っている時は、高所での作業は中断となることが多いです。

外壁塗装中に雨が降るとどうなる？

疑問の画像

前述のとおり、外壁塗装中に雨が降ってしまうと、塗装作業は中止せざるを得ません。

大多数の業者は雨や湿気、結露などによる後々の施工不良のリスクを鑑みて塗装を継続することは基本的にはないです。
慎重な業者の場合、作業日の降水確率が60パーセントを超えていると雨が当たる場所の作業をしないこともあります。

逆にいえば、雨が降っていても作業を継続するような業者は怪しい場合があるので、注意しなければなりません。