雨音がうるさい！ガルバリウム鋼板屋根の遮音対策をご紹介

「雨が降るとカンカンと雨音がすごい響く……どうにかして静かにさせることできないかな」
ガルバリウム鋼板は近年人気の屋根や外壁素材です。

しかし、「音が響きやすい」というデメリットもあります。
今回は、ガルバリウム鋼板屋根をテーマに、

●ガルバリウム鋼板屋根の特徴
●ガルバリウム鋼板屋根の雨音を対策する方法
●ガルバリウム鋼板屋根の葺き替えは業者選びが大切

以上の3つ項目について掘り下げて解説しますので、ぜひご一読ください。

ガルバリウム鋼板屋根の特徴

ガルバリウム鋼板屋根の画像

ガルバリウム鋼板は近年モダンテイストでスタイリッシュさから屋根材や外壁材として人気がありますが、開発自体はアメリカで1972年と実は昔から存在する素材です。

ここでは、ガルバリウム鋼板屋根の特徴について紹介しますので、ご存知の方もそうでない方もご覧ください。

ガルバリウム鋼板の組成

ガルバリウム鋼板は、従来普及していた金属屋根素材であるトタン（亜鉛メッキ鋼板）に、アルミを合金した金属素材です。
含有の内訳は、アルミ55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%となっております。

耐久性が高い

ガルバリウム鋼板は、亜鉛の柔軟性にアルミの長期耐久性を兼ね備えた金属素材のため、従来のトタン素材と比べて5倍近くの耐久性を持つ優れた素材です。

加工が容易

ガルバリウム鋼板は、他の素材と比べて柔らかいため、複雑な形状にも使用することができます。
そのため、さまざまな屋根の形状に使用できるので、スタイリッシュさやモダンスタイルを作り出すことが可能です。

耐熱性に優れている

ガルバリウム鋼板はトタン素材と比較して耐熱性に優れています。
トタン板を日向に置いておくとすぐに熱くなってしまいますが、ガルバリウム鋼板はトタン板ほど熱くならないため熱の影響を受けづらいです。

耐震性が高い

ガルバリウム鋼板は、瓦の10分の1ほどの重量しかないため、とても軽量な素材です。
屋根の重さは地震が起きた場合家屋の躯体へのダメージに直結します。
そのため、軽量素材であるガルバリウム鋼板であれば、地震のダメージを受けづらいのです。

耐雪性に優れている

ガルバリウム鋼板は軽量のため、雪が降った場合でも家屋へのダメージを低く抑えることが可能です。
そのため、降雪量が多い雪国で多く採用されています。

ガルバリウム鋼板屋根の雨音を対策する方法

疑問の画像

ガルバリウム鋼板は薄く軽量な素材のため防音性能が乏しく雨音が響いてしまいやすいです。

ここでは、一般の方でも実践可能な対策方法を紹介しますが、高所での作業を伴うこともあるので、必ず2人以上の人数で作業に取り組むことと、少しでも作業に不安がある場合は中止するようにしましょう。
それらを踏まえたうえで、参考にしてみてください。

遮音テープ・シートを貼ってみよう

雨音がうるさい場所に遮音テープやシートを貼ることで、雨音の影響を抑えることが可能です。
遮音テープやシートはホームセンターなどで簡単に購入することができます。

防振材を貼ってみよう

防振材は、防音室に使われる素材でもあります。
衝撃や振動の伝達を防ぐ効果があるため、雨音を軽減することが可能です。
副次的な効果として遮熱効果もあるので、防音と遮熱と一石二鳥といえるでしょう。

ガルバリウム鋼板屋根の葺き替えは業者選びが大切

業者の画像

ガルバリウム鋼板を葺き替え工事をする場合、業者選びに気を付けなければなりません。
屋根は、家屋を雨や雪、台風、紫外線などの自然環境から守ってくれる大事な要素の1つです。

万が一、施工不良が起きてしまった場合、雨漏り被害が発生してしまうこともあるので、業者選びには細心の注意を払わなければなりません。
ここでは、業者選びをする際のポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。

●施工実績が豊富・評判が高い業者を選定する
●訪問業者には用心する
●値引きやキャッシュバックを強く推してくる業者には注意を払う
●複数社に調査見積を依頼する
●担当者の応対の仕方や態度に注視する
●見積や補償制度について書面できちんと提出してくれるか確認する
●アフターメンテナンス制度が充実しているか確認する

以上の項目を踏まえたうえで、貴方のお宅にあった適切な業者を探してみてはいかがでしょうか。