一度雨漏りした家は要注意!?被害を繰り返さないためのポイントまとめ
雨漏りはいつ起こるか分かりませんが、お住まいの家で一度雨漏りを経験したことがある方もいると思います。
一度だけなら大丈夫、と考えてしまうかもしれませんが、一度でも雨漏りした家は注意が必要です。
再び繰り返す可能性が高いばかりか、未対処のままだと状況が悪化している場合もあります。
建物内部の腐食も進んでしまうため、早めに業者へ修理を依頼しましょう。
一度雨漏りした家は繰り返す可能性がある?
一度雨漏りした家の場合、期間を開けてから再び発生することがあります。
数年以上前に雨漏りして以来は起きていない家もあると思いますが、決して安心はできません。
修理や補修を行わない限り、繰り返すこともあります。
数年・十数年後に再び起こることも
雨漏りはいつ起こるか予測ができず、立て続けに起こることもあります。
しかし、その後は何事もなかったかのように静まり、数年・十数年後に再び起こるパターンも多いのです。
一度雨漏りした家は、どこかに雨水が入り込む隙間や、破損が生じている可能性があります。
該当箇所を修理・補修しないまま放置していると思いますが、雨漏りが再発する原因になることも考えられます。
そのため、一度だけなら大丈夫だろうと放置をしてはいけません。
見えないところで状態が悪化していることも
状況が悪化しているリスクもあります。
雨漏りが起きた家は、雨水が内部へ入り込みやすい状態になっています。
水は長い時間をかけて木材や金属を腐食させるため、見えないところでは構造部が腐食し、住宅性能が低下している場合もあるのです。
また、雨水の影響で劣化が進み、隙間や破損箇所が拡大する可能性も否定できません。
今は問題がなくても、今後は雨漏りが悪化するリスクがあります。
雨漏りを放置した時に起こる二次災害
もし雨漏りを放置した場合、住宅にさまざまな影響を及ぼすほか、健康を害する危険も潜んでいます。
修理が面倒だからと放置する方も多いと思いますが、二次被害が発生する前に対処しましょう。
家財道具の破損を招く
特に注意しておきたいのが家財道具です。
天井から垂れてきた水が家具や家電を濡らし、破損させてしまう場合があります。
中でも家電はやっかいで、雨水が家電をショートさせ、故障につながることも考えられます。
家電はもちろん、一度雨漏りが発生した場所の周囲には、何も置かないことが望ましいでしょう。
シロアリやカビの繁殖
雨漏りがシロアリやカビも招きます。
いずれも湿気の多い場所を好む傾向があり、雨漏りが発生した場所を中心に巣を作ったり、繁殖したりすることは珍しくありません。
また、カビが繁殖して健康を害するリスクが高まります。
カビはぜんそくの原因物質でもあり、人によってはアレルギーを引き起こします。
健康へ多大な影響を及ぼすため、アレルギー体質の家族がいる場合は注意を要します。
柱や梁など構造部分の腐食
柱や梁などを腐食させることも注意するべきでしょう。
構造部分に使われている木材や金属は、自然と劣化していきますが、雨水の影響で劣化が進み、腐食してしまう場合があります。
最悪のケースでは、住まいの改築や建て替えが必要になるくらい、雨漏りは構造部分を腐食させます。
そこまで至るには時間がかかりますが、長年放置してきた住宅は特に注意が必要です。
漏電のリスクも高まる
屋根裏や壁の中に電気の配線が通っている場合、漏電の危険も高まります。
漏電というと古い住宅で起きるイメージが強いと思いますが、実際は築浅の住宅などでも起こります。
さまざまな原因があるものの、雨漏りが引き金になるケースも少なくはありません。
漏電すると電気代が高くなるばかりか、火災を引き起こすおそれもあります。
非常に危険ですので、心当たりのある方は、業者に漏電調査や雨漏りとの関連を調べてもらいましょう。
雨漏りは業者に頼んでしっかり修理してもらうことが大切
いずれにせよ、雨漏りは放置することが許されないトラブルの一つです。
修理費用はかかってしまいますが、その後の住まいへ及ぼす影響を考えると、早めに修理することが重要でしょう。
何度も雨漏りしている家はもちろん、一度だけ発生した家も修理が必要です。
雨漏りの影響が広がる前に、業者に相談してみてはいかがでしょうか。