雨漏りのシミ・跡は自分で治せる?天井や壁の汚れをDIYする時のポイント
屋根からの雨漏りが発生した後、天井にシミができてしまう場合があります。
屋根を修理すれば雨漏りは止まりますが、残念ながらシミや跡が消えることはありません。
そのままにしておいても、特に実害はない場合がほとんどですが、気になってしまう方も少なくないでしょう。
もし気になるのであれば、補修や修理を検討してみてはいかがでしょうか。
天井にできた雨漏りのシミや跡を消すことも不可能ではないため、気になる方は検討をおすすめします。
雨漏りのシミ・跡を自分で治す方法
天井に付いた雨漏りのシミや跡は、DIYで直してしまうことも不可能ではありません。
難しくはないため、普段からDIYを楽しんでいる方や自信がある方は、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
漂白剤でシミを除去する
天井が白いクロスの場合、市販の漂白剤を薄めて使ってみましょう。
スプレーすると汚れが浮き上がってきますので、それをきれいな布でしっかりと水拭きします。
汚れの程度が軽ければ、一回のスプレーで除去できますが、汚れが頑固な場合は反対に何度か使う必要があります。
なお、天井のクロスが柄物や色物の場合、色落ちする危険があるため、使わないようにしましょう。
シミや跡を塗料で塗ってしまう
車のボディをタッチペンで修復するように、同系色の塗料を上塗りしてシミ・跡を消してしまう方法もあります。
天井が塗料で塗られている場合に限りますが、ホームセンターなどで塗料を購入し、試してみるのもよいでしょう。
ただし、ムラやヒビ割れが起こらないよう慎重に塗る必要があります。
DIYが悪化させる場合がある
条件次第では、DIYで天井のシミなどを除去できますが、かえって悪化する可能性も否定できません。
失敗すると余計目立ってしまいかねないため、自信がない方は注意しましょう。
また、天井のクロスが柄物・色物の時はDIYのハードルが高くなります。
自分でクロスを張り替える必要があるため、業者に任せてしまうのが賢明でしょう。
業者に依頼した方が良い場合も…
天井の雨漏りのシミや跡を取り除きたい場合、業者へ依頼したほうが無難な場合もあります。
以下に当てはまる時は、自分で行うよりもプロに任せてしまうのがよいでしょう。
天井のクロスが柄物・色物である
天井に使われているクロスが柄物や色物の場合、漂白剤を使うと悪化してしまいます。
かといって自分で交換するのも大変ですので、業者に任せたほうがよいでしょう。
業者に依頼すれば、クロスを丸ごと交換か、シミだけきれいに除去してもらえる可能性があります。
費用はかかりますが、一度相談してみましょう。
クロスの剥がれやカビがある
天井のクロスが剥がれていたり、カビが生えていたりする場合も業者がおすすめです。
DIYでの交換するのは困難ですし、生えているカビの対策もしなくてはいけません。
特にカビは天井裏まで繁殖している可能性も否定できないため、業者による点検も含めて相談してみましょう。
DIYに自信がない場合も業者へ
これまでDIYに挑戦したことがない、自信がないという方も、プロに任せてみてはいかがですか?
DIYにチャレンジして失敗するリスクもゼロではないうえ、もし失敗したら原状復帰だけでも大変です。
最初から業者に任せておいたほうが失敗のリスクも低いうえ、万が一失敗しても保証や再工事を依頼できます。
DIYには保証もなく、結果は自己責任となるため、業者に依頼したほうが安心感も大きいでしょう。
火災保険を適用すればお得に修理できることも
業者に任せた場合、問題となるのが修理・補修費用ですが、できるだけ出費を抑えたい方は多いと思います。
もし台風や大雨などの後に雨漏りが発生し、かつ天井にシミなどができたのであれば、火災保険が適用できる可能性もあります。
火災保険は火災だけではなく、補償内容によっては台風や大雨、大雪などの自然災害(風災)も対象に含まれます。
そのため、台風などで天井から雨漏りが起きた時は、修理・補修費用の一部を保険金でまかなえることがあるのです。
全額を保険とするのは難しいですが、出費を抑えられるため、業者に相談してみるとよいでしょう。
ただし、経年劣化は対象外です。
あくまで風災などで雨漏りした場合に限られますので、混同しないように気を付けましょう。