天井・クロスの膨らみは雨漏りのサイン?原因や対処法をご紹介
天井のクロスが知らない間に膨らんできた…そのような方もいるのではないでしょうか。
実は天井のクロスが膨らむことは、決して珍しい現象でもありません。
目を凝らさないと違いが分からないことも多いため、そのままにする方も少なくはないでしょう。
しかし、天井のクロスが膨張している時は、速やかに対処することが重要です。
危険な状態の可能性も高いため、修理業者の手配も検討したほうがよいでしょう。
天井・クロスの膨らみの原因として考えられるものは?
天井やクロスに膨らみが見られる場合、いくつかの原因が考えられます。
大別すると、経年劣化とそれ以外に分けられますが、原因を把握したうえで対処することが重要です。
屋根が雨漏りしている
まず考えられるのが雨漏りです。
屋根に破損や隙間が生じて雨水が入り込み、クロスの膨らみの原因になっている可能性があります。
このケースでは、天井材やクロスが湿気を含んで膨張し、膨らんでいることが考えられます。
特に湿気の元凶が雨漏りにある場合、屋根の点検や修理が必要になります。
不安がある方は、膨らんでいる部分の周辺にシミがないかチェックしてみましょう。
もしシミが見られる時は、雨水が浸透してシミを作り出している可能性もあります。
湿気でクロス裏にカビが繁殖している
湿気でクロスが部分的に膨らむことは珍しくありませんが、剥がれも見られる時は、周辺を目視でチェックしたほうがよいでしょう。
クロスの裏でカビが繁殖していることも考えられるためです。
カビはアレルギー物質の一つで、健康への悪影響を及ぼすことがあります。
そもそもカビが繁殖している場合、雨漏りが起こっているおそれもあるのです。
目視点検した際、カビが見られた時は注意しましょう。
修理業者に相談し、天井や屋根の点検をしてもらうのもおすすめです。
経年劣化によるもの
経年劣化でクロスが膨らむこともあります。
雨漏り以外でもっとも多い原因で、クロスを貼り付けているノリが劣化し、部分的に剥がれて膨らんだように見えるのです。
単に経年劣化が原因であれば、クロスを交換すれば問題ありません。
しかし、湿気や雨漏りが影響している場合、屋根全体の点検をする必要があります。
天井・クロスが膨らんでいる時の対処法
いずれにせよ、天井やクロスに膨らんでいるのであれば、雨漏りの兆候がないか確認することが重要です。
ノリが劣化しているケースを除き、基本的に取れる手段は限られています。
専用のノリで補修する
一部が浮いている場合や、雨漏りが原因とは考えにくい時は、専用のノリを使って修復するのもおすすめです。
ホームセンターなどでは、クロス専用のノリや剥がれを補修する製品が販売されています。
これらを使えば自分でもクロスの浮きを修復できますので、試してみるとよいでしょう。
ただし、天井にシミがある時や、カビが生えているようなら注意が必要です。
雨漏りの危険があるため、ノリでクロスを貼っても根本的な解決になりません。
屋根の修理業者やリフォーム業者へ連絡する
カビが見られる、天井材自体が膨らんでいる…そのような時は、速やかに屋根の修理業者や、リフォーム業者に連絡しましょう。
単なるクロスの経年劣化ではなく、屋根そのものに問題があると考えられます。
屋根に問題がある場合、自分でできることはほとんどありません。
DIYで補修・修繕は不可能ですので、プロに任せることが大切です。
天井・クロスの膨らみを見つけた時は業者に相談を
クロスがごく一部浮いている程度なら、ほぼ無視できるレベルといっても過言ではありません。
しかし、天井自体が膨張しているケースや、クロスにカビ・シミが見られるケースは、業者に相談してみましょう。
そのまま放置してしまうと、屋根材・天井材に悪影響が及ぶ危険があります。
最悪雨漏りが生じて屋根材が腐食するか、天井の劣化を招くこともあるのです。
修理費用の高騰につながりますので、少しでも気になる時は業者を呼びましょう。
業者を呼ぶ際は、点検費用について聞いておくことをおすすめします。
修理が必要になった場合、修理費用がいくらか生じてしまいます。
もし費用が気になる方は、事前に数社から概算見積もりを取っておくとよいでしょう。
手間と時間はかかりますが、費用を節約できる可能性が高まります。
少しでも費用を抑えたい方は、2社以上から相見積もりを取りましょう。