なぜ1階から雨漏り!?2階建てなのに水が漏れる原因を解説
1階から雨漏りする原因とは?
雨漏りときくと天井からのイメージがあり、さらに屋根に近い2階で起きる印象があります。
そのため、1階だけで雨漏りが起きてしまうと驚いてしまうかもしれません。
ここでは1階だけで雨漏りする原因をみていきましょう。
◆外壁からの雨漏り
外壁塗装や、外壁同士をつなぐシーリング剤は、雨水やホコリ、砂ホコリなど様々な理由で劣化していく部分です。
また、エアコンが設置されている部屋の場合、室外機のドレンホースを通すための開口部にもシーリング剤が使用されています。
ここも経年劣化が起きるので、雨水が侵入して雨漏りに繋がってしまいます。
◆窓サッシからの吹き込み
窓サッシから雨水が侵入した場合も雨漏りに繋がります。
2階の窓サッシで起きていたとしても、隙間ができて雨水が1階に漏れることもあります。
サッシ部分の問題を見つけて補修や交換などを行っていきましょう。
◆ベランダ・バルコニーからの雨漏り
ベランダやバルコニーでも、床部分がヒビ割れしていたり劣化していると雨水が侵入してしまいます。
すると1階部分にも漏れ出てきてしまうので、ベランダやバルコニーもチェックしてみましょう。
◆1階部分の屋根からの雨漏り
母屋の屋根とは別に突き出した窓がある場合、その屋根部分から雨漏りすることがあります。
出窓や日本家屋に多い縁側もこの構造で、母屋と繋ぐ部分のシーリング剤が劣化していることがあります。
1階から雨漏りが発生した時の対策・応急処置
2階建ての建物でも、1階で雨漏りが起きることもあるとお伝えしました。
もし雨漏りに見舞われた際は、二次被害が起きるのを抑えるために早めの対処を行うことが大切です。
応急処置程度でもいいので、下記のことを参考に行ってみてください。
◆天井からの水を防ぐ
原因を特定する前に、まずは落ちてくる水を対処しましょう。
バケツを置いたり、ブルシートを敷いていきましょう。
もし近くに電化製品や家具がある場合は故障の原因となってしまいますので、動かせるものは動かしておくことをおすすめします。
また、床に水が広がってしまうと、床の腐敗など別のトラブルを招く恐れがありますので、水を拭き取って乾燥させてあげてください。
◆水漏れの原因を特定
雨漏りへの対処を行ったあとは、水漏れの原因を突き止めていきましょう。
前項で掲げた原因になりえる場所を含めてチェックをしてみてください。
特定できた場合も、出来なかった場合も、早めに業者へ相談をして修理などを行いましょう。
もし、雨漏りへの対処でDIYで行うことを考えている方もいらっしゃるかもしれません。
雨漏りの程度によっては、DIYで行うこともできますが、雨漏りは見えない部分にもトラブルを起こしていることがあります。
一時的な対処にはなりますが、根本解決にはなりません。
再発を繰り返すことにも繋がりますので、プロの業者に対応をお願いするのが安全で確実です。
雨漏りが発生した時はすぐに業者に相談を
雨漏りに見舞われた際は、応急処置でいいので早めに対応することが大切とお伝えしましたが、そのあとは雨漏りの根本原因への対処を忘れないようにしてください。
なぜなら、雨漏りは目には見えないところでトラブルを起こしていることがあるためです。
例えば、雨漏りを一次被害とすると二次被害も考えられるからです。
◆天井のシミ
天井や壁のシミは見た目が悪くなるだけでなく、内部で腐食が進んでいることがあります。
◆カビ・シロアリの発生
目に見えない部分が腐食していると、カビを発生させて健康被害に至ったり、シロアリの温床となって柱が食べられてしまいます。
家屋の資産価値も落ちてしまうだけでなく、家屋の強度が落ちてしまいます。
◆電気周りへの被害
雨漏りで落ちてきた水が、直接家電製品に落ちてしまうと故障してしまいますし、内部からコンセント近くが縫えてしまったりして漏電からの火災に繋がることがあります。
プロの業者へ点検と修理をお願いすることは、素人目では分からない部分のチェックをしてもらえたり、二次被害を抑えることにも繋がります。
被害が広がれば広がるほど、修繕費がかさんでいきますので、雨漏りを見つけた時点で業者へ依頼していきましょう。