車庫(ガレージ)で雨漏り!原因や応急処置の方法を解説
大切な車を紫外線や風雨、雪などの自然の猛威から守るために、住宅の敷地内にガレージや車庫を設置する方も少なくないでしょう。
車庫やガレージは、家屋と比較すると簡易的な構造をしているので、どうしても年月の経過とともに雨漏りがしやすくなります。
今回は「車庫(ガレージ)の雨漏り」をテーマに、
●車庫(ガレージ)の雨漏りによくある原因
●車庫(ガレージ)の雨漏りの応急処置の方法は?
●車庫(ガレージ)の雨漏りの修理費用相場
以上の3つの項目について掘り下げて解説しますので、皆さんもぜひご一読ください。
車庫(ガレージ)の雨漏りによくある原因
車庫(ガレージ)の雨漏りにはどのような原因があるのでしょうか。
ここでは、頻出的な原因を紹介しますので、参考にしてみてください。
経年劣化によるもの
家屋と同じように車庫(ガレージ)も時間の経過とともに各部位が少しずつ劣化していきます。
こうした経年劣化により雨漏りが発生してしまうことが多いです。
屋根の排水不良によるもの
ガレージの屋根に備わっている排水ダクトに、ゴミや木の枝が溜まることで雨水の排水不良が起こってしまいます。
排水不良が長期間続いてしまうと屋根材の腐食が始まり雨漏り被害の原因となってしまいかねません。
施工不良によるもの
ガレージを設置する際、施工業者の不手際により取り付けミスがあった場合、雨漏りの原因となる場合があります。
特段傷んだ箇所が見受けられない場合施工不良の可能性もあるため業者に確認するようにしましょう。
車庫(ガレージ)の雨漏りの応急処置の方法は?
車庫(ガレージ)が雨漏り被害に遭ってしまった場合、なるべく早く修理することが懸命です。
しかし、さまざまな理由からすぐに修理をすることが難しい方も少なくないでしょう。
そんな場合でも刻一刻と雨漏り被害は悪化の一途を辿っています。
少しでも雨漏り被害を低減するためにも、「応急処置」を施す必要があります。
ここでは、一般の方でも実践可能な「車庫(ガレージ)の雨漏り応急処置方法」を紹介しますので、皆さんも参考にしてみてください。
ブルーシートを被せよう
一番簡単で手っ取り早い応急処置方法が、ブルーシートを雨漏り発生箇所に被せる方法です。
ブルーシートはホームセンターで簡単に購入することができますが、1点注意しなければならないポイントがあります。
それは「ブルーシートの厚みに注意する」です。
ブルーシートが梱包されているビニール袋には「#」から始まる数字が表記されています。
ホームセンターで取り扱いされている種類としては、#1200、#2000、#3000などがあります。
数字が大きいほど、ブルーシートの厚みが増します。
応急処置に使用する場合は、#2000より上のものを購入するようにしましょう。
防水テープを貼ろう
ホームセンターで購入することができる防水テープを使って、応急処置を施すことができます。
使い方は簡単で、雨漏り被害箇所を塞ぐように防水テープを貼ることで雨水の浸水を防ぐことが可能です。
車庫(ガレージ)の雨漏りの修理費用相場
今回お伝えした応急処置方法で時間を稼いでいる間に、雨漏り修理業者を探すようにしましょう。
しかし、どれぐらい修理費用を考えておけば良いか不安になる方も少なくないでしょう。
ここでは、「車庫(ガレージ)の雨漏りの修理費用相場」を紹介しますので、費用感の参考にしてみてください。
修理項目別費用相場
■部分修理(コーキング補修):1万円から7万円
■部分修理(コンクリート補修):3万円から10万円
■カーポート(ポリカーボネート製)屋根全体交換:20万円から150万円
■ガレージタイプ屋根全体交換:5万円から40万円
■ガレージタイプ新設:80万円から800万円
このように、修理の度合いによって施工費用に大きく開きが生じます。
被害の度合いが浅ければ浅いほど施工費用も安く済むため、早め早めの対応が肝要といえるでしょう。
場合によっては、加入している火災保険を適用させることも可能であるため、まずは施工実績が豊富で評判が良い施工業者を探してみてはいかがでしょうか。