「防水工事をお願いしたいけど、すごい臭いがするって聞いてことがあるけどどうなんだろう……」
塗料やペンキと聞いて心配なのが、あの鼻をツンと刺すような刺激臭ですよね。
いわゆる「シンナー臭」はほとんどの方が顔を背けたくなると思います。
工事中ずっと続くと思うと、及び腰になってしまいますよね。
果たして、本当に防水工事中は臭いのか今回は防水工事中に発生する刺激臭について、
●防水工事中は臭いのか
●防水工事の臭いは人体に影響があるのか
●防水工事の臭いの対処法
の3つのテーマについて解説しますので、ぜひご一読ください。
ひとえに「防水工事」といっても、さまざまな種類の工事方法があります。
そのなかには、工事中に臭いが出てしまうものがあるのは事実です。
臭いが出てしまう工事方法として、代表格が「ウレタン防水」です。
ウレタン防水とは溶剤系の防水塗料のことで、トルエンやキシレンなどの溶剤で希釈して使用します。
希釈に用いられるトルエンやキシレンなどの溶剤が塗料が乾燥する間に揮発し、あの得も言われぬ刺激臭となってしまうのです。
屋上の防水工事であれば、施工中でも臭いの影響は少なく過ごすことは可能ですが、ベランダやバルコニー、ルーフバルコニーなどでは、窓の開閉により臭いの影響を受けやすく、風向き次第では甚大な臭い被害を受けてしまいかねません。
しかし、ご安心ください。
防水工事期間中ずっと刺激臭がするということはありません。
注意する必要がある期間以外は、身構えなくても大丈夫です。
塗料を塗った日から起算して4日ほどです。
その後は徐々に臭いは減退していきます。
ちなみに、ウレタン防水以外でも、木造住宅で主に使用されるFRP防水と呼ばれる工事方法があり、こちらも刺激臭があるので注意しましょう。
結論から申し上げますと、全く影響がないとは断言できません。
人体への影響としてシックハウス症候群が挙げられます。
シックハウス症候群とは、施工時に使用された建材や塗料などから発生するさまざまな化学物質によって家屋内の空気が汚染されてしまい、咳、のどの乾燥、鼻水、頭痛、吐き気、湿疹、発熱、眩暈、月経不順、目の充血などの症状を引き起こすことがあります。
人によって症状の度合が違うため、全く問題ない方もいれば重篤にいたることもあるので注意が必要です。
特に幼児がいるご家庭は、一層の注意をしてください。
塗料に含まれる化学物質は、大人よりも幼児へ強く影響が出ることが多いです。
たとえば、女性がネイルのマニキュアに使う除光液に含まれる有機溶剤でも、幼児には有害になります。
実際に除光液を塗っているそばで幼児が嘔吐をしてしまったという事例もあります。
幼児がいるご家庭は、祖父母宅に預けるなどの自衛策をとりましょう。
厚生労働省により、シックハウス症候群に関する問題のガイドラインが策定され、現在までに14の化学物質と室内濃度指針値が原因として定められています。
このガイドラインのなかには、ホルムアルデヒドや前述したトルエンやキシレンも記載されています。
防水工事中の臭い対策には、どのようなものがあるでしょうか。
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