屋根裏の点検は自分でできる?業者に依頼する?雨漏りしてしまう前に
「家の建てて年数も経つし、雨漏りの心配もあるし、屋根裏の点検とかした方が良いのかな」
築年数が経過したお宅にお住まいの方は、家屋の状態を気にされる方が多いのではないでしょうか。
天井に黒いシミができているなどの症状がでてしまっている場合、雨漏りの仕業かもしれません。
今の時点で生活をするうえで特に不便に感じなかったとしても、築年数が10年以上経っている場合は屋根裏の点検が必要といえるでしょう。
今回は、屋根裏を点検するメリットと「業者に依頼する前に自分でできることはしよう」という方に向けて自分で屋根裏を点検する方法について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
屋根裏を点検するメリット
家で暮らしているうえで、屋根裏を見る機会はほとんどないでしょう。
しかし、屋根裏は家のなかで屋根やベランダに次いで雨風や紫外線の影響を受けやすい場所であり、何らかの傷みが出ていても気がつきにくい場所です。
今回は屋根裏を点検するメリットについて解説しますので、皆さんもぜひ参考にしてみてください。
屋根に発生しているトラブルを早く発見することが可能
屋根や屋根裏に何らかのダメージがあったとしても表面化するまでのタイムラグがあるため、発覚が遅れる可能性があります。
表面化した段階には既に屋根裏や屋根には大きい損傷が出てしまっている場合が多いです。
しかし、屋根裏を直に点検することによって、これらのダメージをいち早く発見することができれば、実害が発生する前に修繕することも可能でしょう。
修繕費用を安く済ませることが可能
屋根裏を点検することにより、屋根裏や屋根、壁の異常をいち早く察知することが可能です。
定期的に点検をしていれば、雨漏りなどの被害が発生する前にメンテナンスをすることができ、大きな出費を被ることも減ります。
安価、無料で点検してもらえる可能性がある
雨漏り被害が既にでている場合は、赤外線カメラなど機器を用いて調査をすることが多く、調査費用がかかってしまうことがありますが、目に見えるトラブルが発生していない場合、基本調査費のみか無料点検を実施してくれる施工業者も多いです。
屋根裏を自分で点検する方法
「専門業者に依頼する前にご自身で確認してみたい」
このように考えている方も多いのではないでしょうか。
一般の方が屋根裏を点検するには、注意しなければならないポイントも多くありますので紹介する項目を参考に実践してみましょう。
マスクをしよう
屋根裏にあがる前の準備をしましょう。
屋根裏は風が通り抜けないため、カビやホコリが溜まりやすいです。
雨漏り被害やネズミ被害がでている場合、呼吸器が弱い方は健康被害が発生する危険性もあるので、点検を控えるようにしてください。
そうでない方は、ホームセンターなどで購入することができる防塵マスクを装着しましょう。
点検口を確認しよう
屋根裏にあがるためには、屋根裏に繋がる点検口から上がる必要があります。
押し入れや浴室の天井部分に点検口が設けられていることが多いですが、まれに点検口がないお宅もありますので、そうした場合は専門業者に相談しましょう。
屋根裏の状態を確認しよう
点検口を見つけたら見える範囲で屋根裏の状態をチェックしましょう。
下記項目をチェックしてください。
●屋根の天井部分に水が染みた跡がないか
●柱に水が染みた跡、黒ずみはないか
●断熱材が変色していないか
●柱を留めるボルトが変色していないか
●動物(ネズミやハクビシンなど)のフンは落ちていないか
●断熱材が破かれていないか
これらの項目にどれか1つでも該当したら、放置せずに専門業者に相談しましょう。
屋根裏の点検は業者に依頼するのがおすすめ
「屋根裏に上がれない」「屋根裏を覗いてみたら異常があった」
このような場合は、プロの専門業者に相談するのが安心かつ確実です。
前述のとおり、放置していると被害が拡大してしまい修繕費用が嵩んでしまう恐れがあります。
そうなってしまう前に、確実な調査をしてもらうのが肝要といえるでしょう。
屋根裏の点検について悩まれている方は、まずは一度、専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。