台風の吹き込み対策徹底指南!サッシの雨漏りを自分で防ぐ方法は?
「普通の雨では何も起こらないのに、台風のような風が強い日はサッシから雨漏りする……」
そんなご経験をされた方も多いのではないでしょうか。
台風の時はただでさえ激しい風雨で心配事も多いのに、サッシから雨漏りまでしてしまったら、一大事ですよね。
そうなる前に事前の対策をしっかりとしておくことで被害を最小限に抑え込むことができます。
今回は、台風の吹込みによるサッシからの雨漏りの原因とご自身でできる対策方法について解説していきますので、マイホームの台風対策の参考にしてみてください。
台風の時は吹き込みの雨漏りに要注意!
台風の時のような暴風雨でなぜサッシから雨漏りしてしまうのでしょうか。
原因として考えられる項目をいくつか紹介しますので、ご自宅の状況と照らし合わせてみてください。
窓枠のコーキング(シリコン)経年劣化
窓枠と壁材の隙間を埋めるコーキング(シリコン)というゴムのような素材の充填剤があります。
このコーキング(シリコン)は、建てられてからしばらく経っている家屋だと、劣化してしまい弾力性が損なわれていたり、ひび割れてしまっていることがあり、そうした隙間から雨水が浸透してしまうことがあるのです。
引き違い窓のレールの排水不足
一般的な家屋の窓は、左右2枚の窓を横にスライドさせるタイプのものが多く使われております。
こうした窓の下部にあるスライドレールが雨漏りを引き起こす可能性があるのです。
通常の降雨量であれば、レールに雨水が溜まる前に排水されますが、台風の時のような横殴りの暴風雨の場合、排水が追い付かず雨水が室内へ侵入してしまうことがあります。
ゴムパッキンの経年劣化
窓ガラスと窓枠のつなぎ目を埋めるゴムパッキンの経年劣化により、雨水が浸水してきてしまうことがあります。
普段の雨で浸水しないのは、台風の時のように窓ガラスに雨が叩きつけられないからです。
外壁や屋根の破損(ひび割れや外壁塗装の劣化・剥離)
雨漏りの原因は、窓のサッシ以外の場合もあります。
窓の近くの外壁や屋根が破損している場合、そこから雨水が浸水し窓枠を伝って室内に染み出てしまうのです。
吹き込みの雨漏りの対策方法
雨漏りの原因が特定できたら、次は雨漏りの対策を施しましょう。
「備えあれば患いなし」のことわざにもあるように、事前にしっかりと対策ができれば台風の時の懸案事項が少なくなり、精神的にも幾分気が楽になると思います。
今回は一般の方でも実践可能な対策方法について、いくつか紹介しますので参考にしてみてください。
防水テープを窓枠に貼ろう
防水テープとは、粘着テープに防水効果を付与させたものを指します。
この防水テープをサッシの四辺をしっかりと塞ぐように貼ることで雨水の浸水を防ぐことができます。
雑巾を詰めよう
サッシから雨漏りすることにより、室内の床が雨水でビショビショになってしまうのを防ぐために、サッシのレール部分に雑巾を詰めましょう。
雑巾を詰めることで雨水を吸水してくれますので、室内に雨水が漏れ出てしまうのを防ぐ事ができます。
雨漏りが激しい場合は、定期的に雑巾を絞る必要があるので注意してください。
コーキング(シリコン)で隙間を埋めよう
劣化してしまったコーキング(シリコン)をスクレーバーで取り除き、新たにコーキング(シリコン)
を充填することに雨漏りを防ぐことが可能です。
応急処置であれば古いコーキング(シリコン)の上から充填する方法もあります。
この作業は一般の方では難しいので、経験がない方、自信がない方は止めましょう。
自分で対策しきれない時は業者に相談を
ここまで、サッシからの雨漏りの原因と対策方法について紹介しましたが、自分でやるにはハードルが高いと思った方や今後サッシからの雨漏り被害をなくしたい、と考えている方は、プロの専門業者に相談してみましょう。
雨漏り被害は、放置すれば放置した分被害が悪化し、修繕した場合の金額も増えてしまうので、早め早めの対策が肝心です。
末永く、安心安全にマイホームで住み続ける為にも、信頼のおける施工業者を選び、定期的なメンテナンスを実施することが必要不可欠です。
サッシからの雨漏り被害にお困りの方は、まずは一度プロの専門業者へご相談してみてはいかがでしょうか。