今すぐできる!ベランダの排水溝詰まりを自分で解消するやり方
ベランダの排水溝が詰まる原因
「雨上がり、ふとベランダに目を向けて見ると水たまりが出来ている……」
「よくよく見てみると薄っすらコケが生えていて何だか気持ち悪い……」
そんな光景を身に覚えがある方もいるのではないでしょうか。
雨が上がりカラッとしているのに、ベランダだけがいつまでもビチャビチャしているのも気分が良くないですよね。
なぜ、ベランダの排水溝が詰まるのでしょうか。
考えられる原因を幾つかご紹介しますので、参考にしてみてください。
枯れ葉や木の枝が原因の場合
ベランダの排水溝が詰まる原因として最も多いのが、枯れ葉や小さな木の枝によるものです。
枯れ葉や小さな木の枝は、風や鳥によってベランダに運ばれ、風雨によって排水溝へと流れ込んでしまいます。
何度も積み重なる事によって次第に排水が悪くなり、晴れているのに水が溜まってしまうと言う事態になってしまうので注意ください。
洗濯物のホコリが原因の場合
ホコリが原因で排水溝が詰まってしまう事があります。
このホコリの出どころの多くは、なんと洗濯物から発生するのです。
洗濯物を物干しざおやハンガーに掛ける際のシワを伸ばそうと洗濯物を振る時や、取り込む際に叩く時に、微小のホコリが舞い落ちます。
1回や2回では、何の問題もありませんが、何度も何度も積み重なる事によって、排水溝が詰まってしまうのです。
ベランダの排水溝詰まりを自分で解消する方法
ベランダの排水溝が詰まる原因を紹介しましたが、もう既に詰まってしまっているご家庭の方はどうしたら良いのでしょうか。
ベランダの排水溝詰まりを自分で解消する場合の方法を幾つか紹介しますので、状況に応じて実践してみてください。
トングや針金を使って取り除こう
排水溝は細く、手が届かない場合も多いでしょう。
このような場合は、トングや針金を用いて木の枝や枯れ葉等の詰まりの原因を取り除きましょう。
家にトングがないという方は、ホームセンター等で先が細く長いものが売っていますので、手に入れるようにしてください。
トイレ用のスッポン(ラバーカップ)を使って取り除こう
トイレが詰まった時に使う先端が半円状になっているスッポンが、排水溝の詰まり除去にも使う事が出来ます。
排水溝に水を流しながら何度か押したり引いたりを繰り返しましょう。
詰まりの原因物質が浮き上がってきたら、すかさずキャッチして取り除くようにしてください。
発泡剤を使って取り除こう
シンクやお風呂場等で使う発泡剤を使って、詰まりを解消する事が出来ます。
泡と共に浮き上がってきたホコリの塊を取り除いてください。
木の枝や枯れ葉等重たいものは、取り除けない場合があるので、トング等と併用して使うようにしましょう。
解消方法を紹介しましたが、小まめに掃除をすることが排水溝詰まりの一番の対策になりますので、日頃から定期的に掃除をするようにしましょう。
ベランダの排水溝詰まりを放置するとどうなる?
ベランダの排水溝詰まりは、すぐに何らかの被害が発生する事はありません。
ですが、放置してしまうと、排水溝だけでなくベランダ全体や家屋自体に影響を及ぼす場合があります。
アパートやマンション等の集合住宅では、自宅だけでなく階下の住居にも影響が及んでしまう場合もあるので、要注意です。
ベランダの排水溝詰まりを放置する事により発生してしまう被害を幾つかご紹介しますので、参考にしてみてください。
屋内へ雨水が流れ込む危険性
近年はゲリラ豪雨等により瞬間的な降雨量が激増する事案が増えております。
駅が冠水してしまったり、マンホールが噴水の様になってしまうニュース映像を目にされた方も多いのではないでしょうか。
こうした雨による災害は、他人事ではありません。
排水溝が詰まっている状態で、集中的に降ると、ベランダがプールの様になってしまうことがあります。
プールの様になった雨水が、ベランダに面している窓のサッシから屋内に侵入し、気づいたら水浸しなんて被害も良く耳にするので要注意です。
雨漏りが発生する危険性
ベランダは本来防水加工がされており耐用年数の間は雨漏りの被害は発生しにくいことが多いですが、排水溝が詰まっている場合、正常時に比べ水に曝されている時間が長い為、防水加工の劣化が進みやすい場合があります。
劣化した防水加工は、次第に雨水を浸透させてしまい、雨漏りへと繋がることが多いので、注意が必要です。