しないのは非常識?外壁塗装で近隣に挨拶する前に知っておきたいこと
外壁塗装をする前には、さまざまな準備をしなくてはいけませんが、忘れてはならないのが挨拶回りです。
忘れてしまうと、塗装工事中のクレームやトラブルにもつながるため、絶対に忘れてはいけません。
通常は外壁塗装業者が挨拶して回りますが、不安があるなら自分で回るのもおすすめです。
自分で挨拶回りする際はタイミングや、挨拶する範囲に注意しましょう。
外壁塗装の際に近隣挨拶は必要?
挨拶回りをする必要があるのかと感じている方、面倒に思っている方も少なくないでしょう。
確かに近隣との付き合いが少ないと必要性を薄く感じますし、回るだけでも時間を取られます。
しかし、挨拶回りは必要不可欠と考えておきましょう。
たとえ施工期間は短いとしても、挨拶周りは最低限のマナーととらえるべきです。
挨拶しておけばトラブル回避につながる
挨拶をするべき理由として挙げられるのがトラブル回避です。
外壁塗装を行っていると、足場組み立てなどで騒音を立てたり、隣家の壁や家財に塗料が飛散したりすることもあります。
もし挨拶回りをしていないと、大問題になるケースも多いですが、事前に知られておけば、ある程度は許容してもらえるでしょう。
挨拶回りをすることで、こうしたトラブルの回避につながるほか、ご近所付き合いへの悪影響も抑えられます。
普段はほとんど近所と挨拶することがなくても、万が一への備えになるでしょう。
外壁塗装業者が対応するケースがほとんど
近隣への挨拶は、基本的に外壁塗装業者が対応します。
そのため、施主が対応を求められることはほとんどありませんし、もし挨拶を忘れても近隣とのトラブルは避けられるでしょう。
ただし、対応の質は業者によりけりです。
適当に挨拶を済ませる業者も中にはありますので、不安なら自分で近隣を回るのもおすすめです。
手間と時間はかかりますが、不安がある方は自分で回るようにしましょう。
外壁塗装で近隣挨拶をする際のポイント
しかし、どうやって挨拶すればよいのか悩んでしまう方は多いと思います。
もし悩んだ時は、以下の点に注意しましょう。
挨拶範囲は両隣と向かい・裏の計8軒
まず挨拶する範囲ですが、基本は両隣2軒と道路を挟んだ向かい3軒、自宅裏の3軒、合わせて計8軒です。
場合によってはさらに周辺を回るケースもありますが、基本は8軒で問題はありません。
もし集合住宅に隣接している場合、物件の大家や管理人に声をかけるだけで十分です。
入居者全てに挨拶して回る必要はありませんが、不安がある方は業者へ相談してみましょう。
遅くても1週間前には始めること
挨拶するタイミングは、遅くとも外壁塗装工事に入る1週間前がベターです。
前日や2〜3日前に回った場合、家主が不在で伝えきれない可能性もあります。
遅くても1週間前には挨拶回りを始め、伝え終わるのが望ましいでしょう。
工事期間や業者名・連絡先を伝える
挨拶をする際は、外壁の塗装工事をするだけでなく、期間や業者名・連絡先を伝えておくのがおすすめです。
外壁塗装は、1〜2週間かかるため、あらかじめ期間を伝えておけば、余計なトラブルを避けられます。
何か問題が発生した時も、業者名と連絡先を伝えておくことで、トラブルへスピーディに対処してもらえます。
家主の不在に備えて挨拶文の用意を
挨拶回りをしても、家主が不在であるケースは十分考えられます。
できれば口頭で直接伝えるのが望ましいですが、それも難しい場合に備え、挨拶文を用意しておきましょう。
なお、業者へ相談すれば挨拶文を用意してもらえます。
書き方が分からない方は、外壁塗装業者と話をしてみましょう。
外壁塗装の挨拶で手土産は必須?
手土産なしに挨拶すると失礼に当たるのでは…そう考えている方も少なくないでしょう。
確かに手土産を持っていく方も多いですが、挨拶回りをする際の手土産は必須ではありません。
手ぶらだと不安な方も多いと思いますが、もし持っていくとすれば、高い手土産や人を選ぶ品物は避けましょう。
手土産の金額は、高くても1,000円以内に抑えるのがベターです。
最適な品物はタオルや石鹸、洗剤などで、食品類は避けるようにしましょう。
もし食品を渡すのであれば、クッキーなど日持ちする菓子類がおすすめです。
のしは不要ですが、貼る場合は「ご挨拶」と書いておきましょう。
貼り付け方は外のしで問題ありません。
いずれにせよ、挨拶回りをする事実が何よりも重要です。
手土産選びに時間をかけるよりも、一軒ずつ丁寧に挨拶回りすることに時間をかけましょう。